抗酸化と食事|第7の栄養素”ファイトケミカル”

ファイトケミカルは野菜や果物、海藻やお茶などの植物性食品の香りや
辛味、色素などの成分に含まれる化学物質です。

抗酸化力が強く、免疫力の向上にも効果が期待されています。

身体の酸化は、多くの病気や老化の原因とされ、がんなどの
生活習慣病にも関係があるといわれています。

病気への不安

それらの病気に対し、タンパク質やビタミンやミネラルなどの
六大栄養素だけでなく、この成分を上手く摂取していくことで、
予防に役立つ可能性があります。

抗酸化作用があり、ファイトケミカルの代表となるのがポリフェノールです。

ブルーベリーや赤ワインなどに含まれているアントシアニンがよく知られています。

他にもお茶に含まれるカテキン類や、クロロゲン酸が含まれる
コーヒーがポリフェノールの仲間であり、身体の中で非常に強い
抗酸化力を持ちます。

ポリフェノールは水に溶けやすい性質を持ちますが、
カロテノイドは脂溶性の性質を持っています。

人参やカボチャに含まれるβカロテンや、トマトに代表されるリコピン、
ブロッコリーやホウレン草に含まれているルテインがカロテノイドです。

それ以外でも、大豆の渋み成分とされるサポニンは抗酸化作用だけでなく、
脂質や血中のコレステロールを低下させるという効果を持っていますし、
ハーブなどの香り成分にはテルペン類があり、こちらも差抗酸化作用があります。

これらは、植物に含まれる化学物質のため、普段から食事で摂取している
植物性の食品に含まれています。

食事で摂取

苦みや渋み、色素や辛み、ネバネバなどに関する成分ですから、
鮮やかな色であったり、独特の風味があるなどの特徴を持った
植物性食品に多く含まれています。

人間はこの成分を体内で作り出すことができません。
しかし、それらが含まれている野菜や果物を積極的に摂取することで、
体内に上手に取り入れることができるのです。

普段からできるだけ多くの種類を取り入れた、バランスの良い食事を
することを心がければ、抗酸化力や免疫力をアップするので、
アンチエイジングや生活習慣病の予防に活用ができます。